L'ORIGINE~フランス料理の源流~ 日本を忘れた日本人

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日本を忘れた日本人

.22 2011 魯里人 comment(0) trackback(0)
はじめに

先ず、目の前からパソコンを失くして欲しい。

次に、テレビ、車、飛行機、携帯電話、ファックス、冷蔵庫、鉄道、高速道路、コンビニ、高層ビルを失くして欲しい。
そして日本の人口は、およそ三千万人、東京の人口は約百万人、平均寿命四十三歳、国家の一般会計二千二百万円のころである。

明治時代、今から百数十年前。
日本のフランス料理は驚くべき高い水準にあった。

それは、私達が漠然と描いている洋食のレベルとは、あまりにも乖離している。

当時、世界への交通手段は、船、火は石炭オーブン、冷蔵庫もなく、食材もなく、車もなく、調理学校や教科書もなく、ちょんまげに刀の時代から数えてわずか三十年。

何故、先人たちは、この様な見事なフランス料理を作り得たのだろうか。

そこには、「日本の心を持つ、日本人」がいた。

今、日本を忘れてしまった我々日本人が、彼らから学ぶものは多い。
世界地図で見ると、日本はとても小さい。
この小さな国が、何故アメリカや中国と肩を並べる大国に成り得たのか。

明治維新までは、欧米の植民地に恐れていた日本。
それから、わずに140年しかたっていない。
更に、大きな戦争により、壊滅状態にあった時から数えると65年。
その後の目覚ましい発展の速度から、「奇跡の国、太陽の国」と世界中から驚きの目で見られていた日本。
それが、ここ20年の間に、「最も元気の無くなった国」と呼ばれるようになってしまった。

何故なのか。
「日本を忘れた日本人」となってしまったからなのだろうか。
この本(魯里人)は、歴史上の偉人を描くものではない。
他国フランスの料理を、己のものとし、「最高の味」の求道者として生まれてきた料理人と言う職人の生き方を通して、日本人の心の一端を学んでゆくものである。

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